プロの自販機つり銭パカパカ次郎総裁になるためには。
※この記事は、プロの自販機つり銭パカパカ次郎総裁(家なき子)および切販機つり銭ベリベリ五郎総督(家なき子)の行動観察と、勝手な考察で作られたジョーク記事です。決して源太郎さんの実体験を元に作られたものではありません。
▽自販機つり銭パカパカ次郎総裁とは…。
元ネタは、ちょぼらうにょぽみ大先生が手がけた漫画「あいまいみー」のTVアニメ化作品「あいまいみー」第06話で登場した「ぽのか ほのか先輩」の百ある(?)アダ名の一つである。
作中では、自動販売機のつり銭ポケットをほじくる簡単なお仕事で、半日もかけずに五万円も荒稼ぎしたと先輩は言っている。
では果たして、本当に自販機つり銭パカパカ次郎総裁になれば、日給五万も稼げるのであろうか。…答えは「NO」である。コミケの売上金をゴミ袋に入れて収集していたバブル期ならいざしれず、昨今の極貧時代においては一円玉一つも失うのは惜しいという悲しくも逞しい貧乏根性が市民たちに根付いているため、まずそんな高額な金額を得ることは難しい。
しかし、頑張ってみれば案外千円以上行ける可能性は十分にある。
まずその第一歩として、パカパカテクニックを鍛える必要がある。
通常自動販売機の小銭ポケットをパカパカする時は、しゃがんでパカパカすることが多い。
しかし、おすわりパカパカをしていると、その座る動作だけで、数秒のロスタイムが生まれる。
半スクワット状態なため、数多の自販機を相手にすると、当然体力も持っていかれる。
ではどのようにすれば、プロの自販機つり銭パカパカ次郎総裁のテクを身につけられるのか。
それは、ステッキや傘などの長ものを活用するのである。そうすることにより、しゃがむ動作のロスをなくすことができる。また、並んだ自販機の距離感を覚え、効率よく歩く幅を調整していくと、実に素早く小銭の有無をチェックできる。しかも、己の動作にも気を使えば、極めてスピーディーかつ怪しまれずに行えるようになる。
実際に、治安の悪い地域の自動販売機を観察してみると、そういったプロパカ総裁をよく目にする。もしも自分のテクニックに自信がない人はプロの技を観察して、自分の技に生かしていくと上手くできるかもしれない。
ただし、気をつけねばならないこともある。
このプロパカ総裁テクは、家なき子の数少ない収入源であるということであり、たぶん家なき子同士で収集場所が取り決められていると思われる。
つまり、家なき子同士の「縄張り」がある可能性がある。これを気をつけなければならない。
うかつに縄張り破りをすれば、家なき子たちの報復が待っているかもしれないので、
やるとしても、タバコを買う小銭がないときとか、たまぁにやるのがいいかもしれない。
本職でやりたい人は特に縄張りには気をつけてもらいたい。
また本職でやりたい人向けに一点。
この釣りパカ総裁は、基本的に地域の治安と繁栄っぷりがカギとなってくる。
治安が悪いところには、家なき子がたくさんいるため、必然的に縄張りが多くある。
またいいところにも、別エリアの遠征組が居たりするが、縄張りの激戦化が回避できる。
繁栄っぷりは最も重要な要素で、売上に影響する。
リッチな街だと小銭はゴミと同義なので、忘れる可能性が高い。貧困な街だとそうもいかない。
とはいえ、リッチ街だと自動販売機自体が景観を壊すなどのふざけた理由で少ない場合が多い。
以上が特に気にするべき点だが、ぶっちゃけた話自販機つり銭パカパカ次郎総裁をするにも気軽にできない点が多い。
つまり、何が言いたいかというと、本職でやりたい人は、事前にパカパカするエリアの下調べをする必要が有ることを留意してもらいたい。でなければ、複雑化した職業なので、トラブルや低収入は免れないと断言できるのだ。
本職でやるにしろ、趣味でやるにしろ、いろいろ留意すべきことがたくさんある。間違っても、気軽に行おうなどとは思わないことを肝に銘じてもらいたい。
また多分自販機つり銭パカパカ次郎総裁は窃盗罪とか詐欺罪とかに当たる可能性があるので、やる人は最悪タイーホされる覚悟でいてほしい。というか、やらないことが一番おすすめである。筆者は逮捕が怖いので、しません。
▽切販機つり銭ベリベリ五郎総督もいた…。
ちなみに、平成1x年前後までは、「切販機つり銭ベリベリ五郎総督」(命名:源太郎さん)も存在していたのを忘れてはならない。
巧みに小銭集めをするプロの都会な家なき子たちは、「切販機つり銭ベリベリ五郎総督」もやっていたのである。
その詳細とは、かつて、駅の切符販売機は、つり銭が出てくる穴の部分にガードがされていなかった。
つまり、つり銭が出てくる穴の中に手を入れることができたのだ。
そこに目をつけた家なき子たちは、切符販売機にある、小銭が出てくる所の奥(死角)に両面テープなどを貼り付けて、小銭を搾取する術を思いついた。そうすることによって、誰かが切符を購入した時、出てくるつり銭を予め貼り付けておいた両面テープに引っ掛ける事ができる。特に利用者数が多い駅だと、切符販売機に長蛇の列ができるため、つり銭を数えることをせず、そのまま財布に入れてしまう。そのまま、切符購入者はつり銭が減ったことに気づかずにその場を離れる。まんまと他人の小銭を搾取することができる。
これはあまり知られていないテクニックだが、かつて都会の、利用者数が多い駅では頻繁に見られたプロテクニックなのだ。たぶん今現在の切符販売機にように、つり銭穴に手を入れられないようガードを付けられてしまった原因でもある。
実際にこのテクニックで家なき子たちの小銭を横取りしてみると、当時の赤坂駅に設置されている三個の切符販売機で1000円も入手することができた。(※源太郎さんは窃盗犯になりたくないので、この後小銭は駅員さんに渡した。
3個程度の切販機を漁り、この金額(1000円)なのだから、他の改札機や駅に上手くしかければ、一万くらいは優に行ったかもしれない。(ただ縄張りのことを考えると、そううまく行かない気もするが;;
たぶん古典的でかつ高収入なテクニックだったため、平成以前からこのテクはあったと思われる。
しかしPASMOやSUICAなどのカードが流通し、改札を新改装する口実を得た駅側は全面的に小銭穴に手が入れられないようにガードを備え付けてしまった。備え付けられて以降、こういった高等テクニックは見られなくなった。
もしかしたら、田舎や地方都市などではできるかもしれないが、犯罪行為なので決して行わないようにしてほしい。
最後に、筆者は本記事でこのしょうもないテクニックを紹介したが、この記事が原因で発生したいかなることに筆者(源太郎)およびこのHPは責任を負わないことをきちんと理解してほしい。あくまで「あいまいみー」を見て、そういえば昔こんなテクあったなぁーと思い出し、とりあえずいろんな人に知ってもらうことで犯罪抑止になるだろう、と書いただけである。だいたいこれをやってる姿ってのはかなり怪しいので、一発でわかると思いますしおすし。
以上が自販機つり銭パカパカ次郎総裁ならびに切販機つり銭ベリベリ五郎総督の詳細と成り方である。
まぁぶっちゃけ何度も言うが、犯罪行為なので、決してやってみようなんて思わないことである。