初めてのうつ病



このページは、実体験を元に作られたページです。専門的な事はあまり掲載されていません。知識的な部分はSTUDYの心理学のページを参照してください。また、このページは頻繁に修正される可能性があります。そのあたりご配慮いただけると幸いです。


◎病んでる人とそうでない人?

 さて、うつ病のお話です。僕、源太郎さんが患ってしまっているワケではありませんが、僕の場合、母が患ってしまいました。2005年頃〜2013年4月現在まで、バリバリうつ病中でございます。当ページ、ついったー等で割りとラフに書いていますが、実際は結構しんどいです。毎度ヒヤヒヤさせたり、鬱々させることが多くあります。当ページは、その経験を生かして、同じ病の悩みに困ってる人、またはそれで苦労している人、そして知らない人のために何か出来ないか、と思い作りました。うつ病に関しては、治ってない現状を考えていただければお分かり頂けると思いますが、現在試行錯誤中です。なので、『コレをすれば絶対に治るじぇ!!ヘヘッ』なぁんて記事は書けそうにないです;

 その病の気難しさを知ってれば当然ですが、こんな現状を持つ僕だとなおさら書きようがないです。その辺りはご了承していただけると大変助かります。あと注意なのですが、当ページは、閲覧者様らが見やすいよう、知らない人が気分を害さないよう、全体的にラフに書いております。実際はこんなに軽く、無責任に語れるような病気ではないので、その辺は固く肝に銘じておいてください。

 さて、うつ病とは何でしょう? 一般的には、「…え、うーん…あれだよね、気分下がってぇー、死にたいーってなる奴」という認識で通っていると思います。大体間違ってはいません。

 しかしもう少し詳しく説明すると、次のとおりです。


「気分障害の1つで、抑うつ気分や不安・焦燥感が目立ち、精神活動の低下や食欲不振、不眠症など特徴的な症状がある精神疾患」


みたいな感じです。症状名や専門用語言われてもピンと来ないし、日頃から不安や焦燥感で苛まれている人は少ないと思うので、(一般的な認識もですが、)想像つかない部分が多いでしょう。なので私から噛み砕いて説明致しまする。

 まず、上の詳しい説明を噛み砕いてみましょう。噛み砕くとこうなります。


「気分がおかしくなる病気で、どんより気分が続いたり、無駄に不安だったり焦ったり、気分が下がったまま心の起伏(テンション)に変化がなくなったりする感じ。おまけに、腹減らないわ、寝れないわ、なんか動けないわで、面倒なことが多い感ある心病んじゃう系の病気」


 すっごくラフに書きました。さっきよりわかりやすいと思います。とはいえ、この段階でも、知識として理解できても、感覚として分からない人は分からないと思います。ここまで書いておいてあれですが、うつ病は「なってみねぇと分からないんですよ!」的な感じなのです。コレに関しては精神的な病全般に言えることです。
 遠い昔から最近に至るまで、うつ病の社会的な認識は「気合が足りないだけ、甘え」という認識が強かったのです。今でもそういった感覚はなくなっていないのを僕たちはネットや人伝いに聞いているはずなので、共感頂けると思います。
(特に日本は、大和魂だとか、脳筋思考がある国なので、他国のメンタルヘルスに比べ、精神医学界の発展が進んでいなかったり、社会的な理解が浸透しておりません。いわば、精神未開発国なのです。その証拠に、自殺者は後を絶えませんし、精神病全般の疾患者が多かったりします。何から何まで介助しろという風には言いませんが、もう少し配慮していればこういった問題は減ると思います。もちろん昔に比べれば、マシになりましたが、未だ配慮が染み渡っている業界だと僕個人は思いません。現に、昔からある精神病院の一部では、皆さんが抱く暗いイメージ( 閉鎖的、入ったら最後、鉄格子、監獄、キチガイ地獄 )の病院も存在しています。)

 当ページをご覧になっている人も、「アイツ( 私 )はやる気が無いだけ、だからこうなんだ」と考えている方もいるでしょう。しかし、病持ちの人の気分急降下と健全な方の気分急降下はまるで違います。ずっと一緒にいると気づかないことも多いかもしれませんが、見比べてみると違うことが多いのです。


・思考が凝り固まってるせいで、何を言われても、動かない(病)
・思考が柔軟なので、何か言われたら、とりあえず動く(健)

・人を疑う、信用ならない(病)
・疑うこともあるけど、冷静に判断できる。(健)

・自分が何もかも悪い。私はこの世のすべての悪。(病)
・責任の所在は、冷静に判断できる。(健)

・金が無い…金が…、貧しすぎる…(病)
・金はあるよ。節制すれば問題なし。(健)

・私は重い病だ…死ぬのかね…(病)
・健康診断してるし大丈夫。ちょっと風邪っぽいだけ。(健)



 こんな感じです。あくまで一例で、若干極端に表現しているので、必ずコレが当てはまるとは思わないでください。( …しかし、文にすると分かりにくいですね…これが文才の無さか…。) でも実際に眺めてると、結構違いが出ます。例えば、動く動かないの話ですが、健全な方は、何かを頼むと、文句言いつつ動くのですが、うつ病の方は動けない理由がたくさんあったりして動かないことがままあります。これをすると不幸になるとか…ある意味コダワリやジンクスに近い所があります。これを個性と言い切るのは簡単ですが、うつ病の場合、日常生活や社会生活に影響を与えるレベルなのです。

 精神病は目に見えない分、診断基準が厳しく、かつ明確に設定されています。その診断基準の中に「社会生活や私生活に影響しているか否か」という大前提の基準があります。普通に考えてほしいのですが、どんな理由があれど、気分が下がるから、仕事をヤラないとか人付き合いしないなんて事はないのです。なんだかんだで、なし崩し的に仕事したり、学校いったり、人と会ったりします。しかし、病んでいるとそうは行かない。いざ行こう!いざやろう!とすると、咳や痰、頭痛、腹痛、吐き気などが身体に表出し、行けなくなったり、足が動かなくなったり、明らかに異常と思える症状が顕著に現れます。しかも、それは本人の意志とは別に出てくるので、仮病のたぐいとはわけが違います。必ずしも症状として出るとは限りませんが、言葉を選ばず言えば、はっきりいって異常なのです。

 ただこの病( うつ病 )の難点は、外からは気づかないことです。精神病全般に言えることではありませんが、うつ病に関しては一見言動や行動に異常性が見られないため(第三者や素人目には…)、気づきません。そして先に述べた通り、日本特有の社会的思想のせいもあって、多少の変化に気づけたとしても相手の気が弱いからだとか、やる気が無いからだとか言って結局気づかず終いになってしまいます。結局のところ、精神が病んでいるのも考慮した配慮する心がないと相手の変化に気づくことはありません。
(また、別枠で説明しますが、中からも気づかないこともままあります。)




 ね、健全な方と病んでいる方は違いますでしょう?
 違いを知って貰いたいため結構過激な表現、誇張した表現を至る所に設けましたが、不快に思われたら申し訳ありません。その辺り、ご配慮いただけると幸いです。




【まとめ】

 ・健全な方と病んでいる方は、根底から違う。(精神病全般)

 ・しかし、他人にとっては、見ただけで判別つかない。(うつ病)

 ・精神科に行ってもたまに誤診があったり、治療をミスる事もある。(精神病全般) ※病院選びは慎重に…!

 ・精神疾患の一番重要な診断基準は、社会生活に支障が生じるか否か。(精神病全般)

 ・精神病も考慮した、配慮する心がなければ、見ぬくことは特に難しい。(精神病全般)